里山暮らしから、自然と生きるヒントを学ぶ
環境を守るということは昔の人々が築きあげた土地、くらし、文化を知り、次の世代に伝承していくこと。三富今昔村
語りべ館は、環境を守るために、里山暮らしをいまに伝える、村の民族館です。
昔ながらの古民家をそのままに残し、江戸期から昭和期の衣食住や、里山での仕事など、人々の暮らしを紹介しています。
暮らしの知恵と工夫に学ぶ。
三富今昔村 語りべ館で体験していただきたいのは、自然とともに生きる里山暮らしの知恵。「釣瓶井戸」や、「人力ミシン」、「炭火アイロン」など、今のように電気や水道の通っていなかった時代の工夫が光る、暮らしの道具をたくさん展示しています。施設内には、足を休める、山野草の香りを選べる「足湯」もご用意しました。堆肥熱で沸かす資源循環※なので、自然にも人にもやさしいお湯加減。たくさん学んで疲れた後は、ぜひ「足湯」で一息ついてください。(メンテナンスのため足湯は休止中です)

※足湯を温めるために利用しているのは、落ち葉の発酵熱。落ち葉の堆肥熱だけではお湯が温まりにくいため、十分な衛生管理のもとに、適宜たし湯をしています。

語り継ごう、三富の歴史。
二階は、癒しの空間「語りべ処」。三富の歴史を伝える数ある昔話を「紙芝居」でお楽しみいただけます。「日本昔ばなし」の絵を手がける池原昭二先生の原画も多数展示。三富の文化や歴史が表現された風景画等を、三富今昔村語りべ館に約30点、当社ギャラリー棟各フロアに7点を展示しています。昔懐かしく、微笑ましくなる「絵画」のご鑑賞をお楽しみ頂き、三富文化を感じてみて下さい。古き良き農村のノスタルジックな雰囲気に、子どもも大人も楽しめるはずです。
池原昭二先生のご紹介
《香川県高松市生まれ 埼玉県狭山市在住
童絵作家》
日本各地の民話を訪ね歩き、「童絵」という独自の画風を確立。観音霊場や祭りに関する多くの著書がある。埼玉県川越市「小江戸川越大使」、埼玉県狭山市「狭山観光大使」などの地域運動にも参加している。