1300種以上の動植物が生息する自然の宝庫
三富今昔村の敷地の多くを占める、くぬぎの森。ここには、動植物あわせて1300種以上の生き物が生息しています。四季折々の草花や木々、鳥や虫など、一歩足を踏み入れれば、自然の宝庫。川えび、メダカ、アメンボが泳ぐ池。自然の中で自由に過ごしながら、大切な何かに気づいてもらえたらと、森の散策ができる小道や、アスレチック、ツリーハウス、落ち葉プールなどもご用意しています。
荒れた森を、豊かな森へ。
今では美しい森ですが、かつては不法投棄が行われる、荒廃した雑木林でした。そこで石坂産業が、何年もかけて環境保全を行い、今ではホタルやカワセミ、ニホンミツバチが住むほどの美しい自然が蘇ったのです。ひとつの森に、豊かな自然、様々な動植物が息づいているのは、木々の高さや密度、光の当たる場所が異なるから。光の量が変わると、生息する植物が変わり、その植物をすみかにする昆虫が変わる。そして、その昆虫を食べる鳥が変わる。光の違いによって、こうして豊かな森が生まれるのです。樹齢50~60年に達した高木が育つ、フォレストパークや、新しい芽を育てるために20年に一度、位置をずらしながら伐採をしているカフェテリアパークなど、その土地の特性にあわせて、5つのエリアに分けて保全活動を行っています。
小さな生態系には、発見がいっぱい。
くぬぎの森は、2012年、企業の生物多様性への取り組みを評価するJHEP認証で「AAA(トリプルA)」を受賞。「にほんの里100選」にも選ばれることができました。明るい場所に自生する植物や、生い茂った木々の中に暮らす野鳥、水辺をすみかにする生き物など、ここには様々な動植物による、小さな生態系ができあがっています。森の中の、木々の表情の違い、動植物の違いに目を向ければ発見がたくさんあるはず。広大な敷地を巡るには、ミニSL、ミニ新幹線が走るやまゆり鉄道がおすすめ。気持ち良い風を感じながら、くぬぎの森ならではの香りや音を五感で楽しんでください。森のガイド教室や摘み菜体験のほか、季節に合わせた体験プログラムも豊富にご用意しています。