土井善晴×佐藤卓×石坂典子 クロストーク「食で未来をデザインする」

〜 一汁一菜でつくる未来 〜

2025.04.12
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- 地域×季節×食材 - を、毎日のごはんを料理して取り入れる暮らしの意味を考え、より豊かに過ごせることを、食・デザイン・環境の提唱者の話から「未来のあり方を食を通して考えていただく」機会とします。

日本独自の食文化から未来を考える

四季の移ろいの中で、自然が恵んでくれる食物をありがたく頂くこと。
地物の素材をなるべく手を加えずに味わうことは、人の健康や感性を養い、自然環境への負荷も抑えられる日本独自の食文化です。

四季の「旬を喰らう」ということは「土を喰らう」ということ。毎日「土」と向き合えば、四季折々の「旬」を生活に取り入れることもできるのです。
石坂産業株式会社は、産業廃棄物を資源ととらえ、再資源化する事業を行っていますが、資源を再生させるだけでなく、不法投棄で荒廃した里山を保全して生物多様性の高い場所に復元することにも力を注いでいます。その際に、土壌環境が汚染され続けていることにも課題を感じ、「武蔵野の落ち葉堆肥農法」(世界農業遺産登録)を取り入れた休耕地の土壌再生にも着手し、固有種の野菜の栽培を行う有機農法も行い、土と向き合う取り組みも行っています。
現代の生活の多くは、土に直接触れることなく手に入れる食材を食べる日が多いのではないでしょうか。 “人と土”のつながりを大切にしながら、地域の季節ごとの素材を「一汁一菜」という考え方で、シンプルに料理をして食べることから、これからの生き方を探り、食で未来をデザインしていく暮らしを考えていきます。

登壇者のご紹介

土井 善晴(料理研究家 「おいしいもの研究所」代表)
スイス・フランスでフランス料理、大阪味吉兆で日本料理、土井勝料理学校教授勤務後、おいしいもの研究所を設立し独立。人が生きていく上で最も大切な食事として「食事学」「料理学」を広く指導、和食の観念から「一汁一菜」を提唱。著書に「一汁一菜でよいという提案」(新潮社)ほか多数。

佐藤 卓(株式会社TSDO代表 グラフィックデザイナー)
東京藝術大学デザイン科卒業。株式会社 TSDO代表。「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」のパッケージの他、美術館のシンボルマーク、企業のロゴマークデザインなどを手掛ける。 NHK Eテレ「デザインあ」「デザインあ neo」総合指導、21_21 DESIGN SIGHT館長を務める。

石坂 典子(石坂産業株式会社 代表取締役)
「Zero Waste Design」をビジョンに、徹底したリサイクルで産業廃棄物減量化・再資源化率98%を実現。海と陸を保全する「30by30」への参画や再エネ100%を導入。近隣の里山を再生した「三富今昔村」で、生物多様性AAA認証や環境省「体験の機会の場」認定を受け環境教育を展開。2020年度「日本経営品質賞」受賞。

開催概要

■開催日時
4月12日(土)13:00~

■会場
三富今昔村 くぬぎの森交流プラザ
住所:埼玉県入間郡三芳町上富1589-2

■定員
90名様

■タイムテーブル
13:00-13:30 「一汁一菜という思想」土井 善晴さん講演
13:35-14:30 「食で未来をデザインする」土井 善晴 × 佐藤 卓 × 石坂 典子 クロストーク
14:30終了
イベント終了後、この地域の「一汁一菜」をご賞味いただきます(定員あり)。
(三富今昔村キッチンスタッフがおつくりします)

■チケット(里山保全費)
クロストークイベントご参加
お一人様 3,300円(税込)/3,000円(税抜) 定員60名様

クロストークイベントご参加 +「一汁一菜」ご賞味
お一人様 5,500円(税込)/5,000円(税抜) 定員30名様
※里山の保全、土壌を再生し動植物を活かすための里山保全費として大切に使わせていただきます。

■参加方法
下記申込みボタンよりお申込みください。
当日は、開始時刻の10分前までに入村受付をお済ませください。
※お申込みが定員に達した時点で受付終了とさせていただきます

クロストークイベント「食で未来をデザインする」お申込みはこちらから

・参加者お一人につき、お一人様分の体験料金をいただきます。
・森へご入場の際、大人の方には里山保全費(入村料)をお願いしております。
・混雑時には、駐車場や受付のご案内に時間がかかることがあります。時間に余裕を持ってお越しください。